田中将大アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発

2017年10月13日 16時30分

リーグ優勝決定シリーズに自信をみなぎらせる田中(ロイター=USA TODAY Sports)

【テキサス州ヒューストン12日(日本時間13日)発】ヤンキースの田中将大投手(28)が、13日(日本時間14日)に行われるアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ(ALCS・7回戦制)第1戦に先発することが決まった。大舞台で“開幕投手”を務めるのはメジャー移籍後初だ。2連敗スタートとなったインディアンスとの地区シリーズの流れを変えたのは第3戦に先発した田中の7回3安打無失点の好投だった。世界一に輝いた2009年以来、8年ぶりのワールドシリーズ進出へ先陣を切る。

 リーグ優勝決定シリーズの開幕投手、田中にふさわしい舞台だ。田中は投手陣とともにグラウンドに姿を見せると入念にストレッチ。キャッチボールを終えるとブルペン捕手に座ってもらい、ノーワインドアップ、セットで計20球投げた。最後は登板前日恒例のダッシュを繰り返し30分ほどでグラウンドでの練習を終えた。今回は先の見通せないポストシーズンということから、登板間でブルペンに入らない異例の調整で大一番に臨む。

 当初、第1戦の先発は地区シリーズに続き、グレイが有力視されていたが、ジラルディ監督は中4日登板になる田中を選んだ。「田中を確実にホームで投げさせるにはゲーム1と5しかない。そして彼の前回の登板が素晴らしかったのもある」と説明した。第2戦以降はセベリーノ、サバシア、グレイの順だ。

 田中は会見で「シリーズの初戦ということなので何としても取りたいという気持ちが強い。(打線は)クリーブランドの時もそうだったけどヒューストンも素晴らしい。タフな相手だと思うが自分が良い球を数多く投げることが大事」と力を込めた。

 相手に不足はない。アストロズとはレギュラーシーズンでは過去4度対戦し、0勝2敗、防御率10・38は対戦チームの中では最悪だ。今季は5月14日(同15日)に対戦し、4被弾して自己ワーストの8失点で1回2/3でKOされている。ポストシーズンでも2015年のワイルドカードゲームで激突。くしくも第1戦の相手先発カイケルと投げ合い、2本塁打を浴び、5回2失点で負け投手になっている。借りを返すには絶好の舞台だ。

 KOされた5月の対戦について聞かれると「戦いの前にあの時のことを言うのはどうかと思う…。あの時の自分とは違うということは言える」と胸を張った。

 レギュラーシーズン最終登板、地区シリーズ第3戦と2試合連続で7回無失点の好投。「苦しいレギュラーシーズンを送ってきたからこそだと思うし、それがあるから今がある」と自信をみなぎらせる田中。アストロズ打線はもちろん、敵地ファンも沈黙させる。