大谷獲得交渉に大物代理人も苦戦? MLB新協定で金銭闘争NG

2017年10月05日 16時30分

日本最終登板でオリックスを2安打完封した大谷(右)

 どう転んでも大変そうだ。今季終了後にメジャー挑戦の意思を固めている日本ハムの大谷翔平投手(23)を巡っては、ポスティング交渉のカギを握る代理人選定作業も大詰めを迎えている。

 米国からの情報によると「大谷側の弁護士がこれまでにコンタクトしてきた複数のエージェント(代理人)に対し『彼との仕事に興味があれば、この2~3週間のうちにミーティングをしたい』とのメールを送信している。最終的な絞り込みをした上で最後は大谷本人との面談を経て近々代理人が決定するはず」(情報筋)という。すでに数人の代理人は来日している模様で、日本ハムの今季最終戦となる9日の楽天戦(koboパーク宮城)後、1週間前後で行われる大谷との面談に向けた最終的な準備を進めているようだ。

 候補に挙げられている代理人は米4大スポーツの有力選手を多数抱えるスコット・ボラス氏をはじめ、ドジャースのダルビッシュ、前田を担当するワッサーマン・グループ(アダム・カッツ氏&ジョエル・ウルフ氏)、オクタゴン社のアラン・ニーロ氏、ヤンキース・田中をクライアントに持つケーシー・クロース氏ら大物ばかり。何より今回のポスティング移籍の難しさは、球団選別の条件面が金銭以外の部分に制限されていることだ。本来、市場に出れば2億ドル(約226億円)ともいわれる価値を持つ大谷がMLBの新労使協定適用により、およそ“9割引き”の大バーゲンセールに出される異例の交渉となる。

 メジャー関係者は「投資額の低さから万が一、全30球団が交渉に臨んできた場合、わずか30日間の交渉期間中に金銭面以外の条件でどう球団を振り分け、移籍球団を絞っていくのか。契約金の制限があり、契約上の抜け道を厳しく監視するコミッショナーの目がある中でこの交渉をまとめるのは容易ではない。前代未聞の交渉になるはず」と指摘。新協定の制約により金銭闘争に持ち込めない大谷交渉の難しさを予測している。