田中 地区シリーズ初戦先発へ 地元NYで賛否両論

2017年10月02日 11時30分

【ニューヨーク1日(日本時間2日)発】ヤンキース・田中将大投手(28)はスタンドの階段ダッシュやキャッチボールなどでグラウンド上の練習を終えた。前日、首位レッドソックスが地区優勝を決めた。チームは3日(同4日)に一発勝負のワイルドカード(WC)ゲームでツインズと戦うが、ニューヨーク・メディアが気にしているのはその先だ。勝ち抜いたあとの地区シリーズ第1戦の先発が田中か、今季10勝(12敗)の若手右腕グレイかで二分しているのだ。

 1週間前までは、地区シリーズ初戦はグレイ。田中は初戦どころか、プレーオフの先発ローテーションから外されるのでは、とまで報じられた。ところが、グレイが9月28日(同29日)のレイズ戦で6安打5四球、6失点と炎上。5回持たずに降板した。

 一方の田中は29日(同30日)のブルージェイズ戦でメジャー自己最多15奪三振、7回無失点の力投を見せたことで評価が急上昇。ジラルディ監督も「我々が前に進むためにも、この状態を続けてほしい」と、田中を1、2戦目どちらかに登板させることを明言した。これで状態が良い方を優先する短期決戦の鉄則からすれば田中ではないか、の声が上がりはじめた。

 一方で、初戦はグレイ、さらには田中のプレーオフでの登板に反対の声もある。9月30日(同1日)付のデーリー・ニューズ紙(電子版)は「ヤンキースは、(好調、不調)どちらの田中がプレーオフで露呈するか分かっていない」と痛烈な見出し。今季の好不調の波の激しさを振り返り「(後半2か月は安定していたという)監督の評価は正確ではない。9月はレッドソックスとオリオールズ戦での勝利のそれぞれ後に、レンジャーズとブルージェイズに完全に打たれている」とバッサリだ。

 NJ.comはブルージェイズ戦後も田中のローテ入り反対の姿勢を崩さない。代わりに今季初めて先発ローテに入り、防御率3・88の若手左腕・モンゴメリーを推している。

 ジラルディ監督はこの日、「火曜日(WCゲーム)にどれだけ(投手を)つぎ込むかわからないから、ローテーションは決められない」とした。ともあれWCゲームに勝つことが先決だ。