【フロリダ州マイアミ発】マーリンズのイチロー外野手(43)は1日(日本時間2日)、レギュラーシーズン最終戦の本拠地でのブレーブス戦で代打出場して左邪飛に倒れた。シーズン代打安打のメジャー記録「28」に1本及ばなかった。チームは5―8で敗れた。同点の7回に3番手で登板した田沢純一投手(31)が2/3回を3安打3失点で負け投手となり、5敗目(3勝)を喫した。

 イチローの今季最終打席は4―4の6回一死一塁だった。投手マゴワンの代打で右腕ウインクラーと対戦。追い込まれてからファウルで4球粘り、10球目の150キロのフォーシームを流し打ちしたものの、左邪飛に終わった。9月28日(同29日)のブレーブス戦で6回に代打で右前打を放ち、代打安打を27としてメジャー記録に王手をかけたが、3試合不発だった。

 メジャー17年目は136試合に出場して196打数50安打、打率2割5分5厘、3本塁打、20打点、1盗塁。広い守備範囲、強肩は健在だ。去就が注目されるが、来季契約は球団が選択権を持つ。現地ではヤンキース時代の同僚、デレク・ジーター氏(43)が編成部門のトップに就任の見込みと報じられており、その決断が注目されている。