ヤンキースのプレーオフその先への重要課題 田中に求められる鈍感力

2017年09月28日 11時30分

田中に必要なものとは…(ロイター=USA TODAY Sports)

【ニューヨーク27日(日本時間28日)発】ヤンキース・田中将大投手(28)は、先発が濃厚な29日(同30日)のブルージェイズ戦に備え、キャッチボールやダッシュなどでグラウンド上の調整を終えた。今季はここまで12勝12敗、防御率4・94。好不調の波が大きかった。

 プレーオフ、そしてその先に向けて、田中に必要なものは何なのか。ロスチャイルド投手コーチが指摘したのは、意外にも“鈍感力”だった。「球質はいいのだから、試合中に何が起こっているかを理解して、自分の分かること、見ていることを信じること。わずかな違いに反応し過ぎないようにすることだ」。打者の反応に敏感になり過ぎず、自分本位に投げたいボールを投げることに集中すべきだ、と説いた。

 今季、田中が苦しんだひとつが、打者の反応を読み取り配球を考えて抑えることと、とにかく自分の納得いくボールを投げて抑えること、この2つのバランスだ。

 しかしロスチャイルド・コーチは、まず「投球を支配すること」こそが大事だと主張する。「投げたい投球を投げることができれば、アウトの取り方が分かるはず。自分の投球をすることがより大事で、打者のことは自分の投球ができてから心配すればいい。相手のことよりも、必要なのは質の高い球を投げているかをまずは確かめるべきだ」。レギュラーシーズン最後となる次回登板は来季の方向性も見えてくるマウンドとなりそうだ。