【ニューヨーク13日(日本時間14日)発=佐藤浩一】ヤンキースの田中将大投手(28)は、14日(同15日)に先発する本拠地でのオリオールズ戦に向け意気込みを語った。前回のレンジャーズ戦は5回途中7失点。本来の力と成長を実感した矢先の大量失点だったが、「もちろん結果も受け止めなければいけないですけど、結果だけで左右されて、自分がああだこうだって考えてもしょうがない。自分のやるべきところをしっかりとフォーカスしてこの登板間もやってきました」とキッパリ。状態の良さはキープしているとした。
 
 その表れのひとつが奪三振数。現在165で、すでに昨シーズンに並びメジャー自己最多タイだ。右腕は「打線のアプローチの仕方によって変わるが、(状態が)良くなってきてからじゃないですか、三振取るようになってきたのは」と納得の表情。三振が取れていることは状態の良さを知るひとつのバロメーターかの問いに「いい傾向、いい兆候であることは間違いないです」と語った。
 
 前日の時点で首位レッドソックスとは4ゲーム差。負けることはできない。さらに自身に勝ちがつけば、日米通算150勝となる。全力で腕を振り、節目の勝利をつかみ取る。