【ペンシルベニア州ウィリアムズポート23日(日本時間24日)発】第71回リトルリーグのワールドシリーズに出場している日本代表・東京北砂リトルリーグはカナダ代表を5回コールドの10―0で下し、26日(同27日)に行われるインターナショナルブロック決勝進出を決めた。

 3回を投げ1安打無失点と好投した先発右腕の冨井翼(12)は「自分の中ではあまり良くはなかったが、三振を取れる打者からは取って、取れない打者からはしっかりコースに投げてゴロで打ち取れたと思う」と、52球で4つのゴロアウトと5つの三振を奪った投球を振り返った。

 3打数3安打3打点の4番矢島夏希(13)は、3回無死一塁から放った今大会チーム初本塁打について「打った瞬間は何が起きたのか分からなかった」と興奮。4回二死二、三塁で駄目押しの3ランを中堅右の芝生席に打ち込んだ中嶋友哉(13)は「打った球は多分カーブだったと思う。まさかウィリアムズポートでホームランが打てるとは思わなかったので、(ベースを)回っているときはとても幸せでした」と振り返った。

 試合前にヤンキースGM特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(43)から「ぜひ、世界一をつかみ取ってください。そしてこの世界大会での経験を、これからの野球人生に生かしていってほしいと思います」というビデオメッセージを贈られた。2015年以来4度目の世界一まであと2勝となった。