DL明けで9勝目の田中に地元メディアも安堵

2017年08月24日 11時30分

9勝目を挙げた田中(ロイター=USA TODAY Sports)

 右肩の炎症で故障者リスト(DL)入りしていたヤンキースの田中将大投手(28)は22日(日本時間23日)、敵地タイガース戦で復帰登板し、7回を6安打3失点のクオリティースタート(6回以上を投げ自責点3以下)で今季9勝目(10敗)を挙げた。ここまで4戦3敗だったタイガースから初白星。また、日本人投手初のデビューから4年連続2桁勝利に王手をかけた。

 大量援護を受けて、MAX150キロのフォーシームで押し、スライダーを低めに制球して打たせて取る投球でタイガース打線を翻弄。3回二死二塁でキンズラーに中越え適時二塁打、7回一死二塁でカステラノスに右越えの一発を浴びたが、それ以外は危なげなかった。

 ニューヨークの地元メディアは右腕のまずまずの好投を歓迎した。ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は「田中はヤンキースがまさに必要としていることをチームにもたらした」と報道。「前回登板では5四球を与えたが、火曜日の制球は格段に良かった」と無四球を褒めた。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙(電子版)は「故障者リストから戻った田中にヤンキースは大量得点を提供した」と打線の援護を強調。ニューズ・デー紙(電子版)も「攻撃陣の爆発が田中をヘルプ。田中は最近10試合の登板で4勝3敗と勝ち越し、防御率は3・09」と復調していることを強調。

 またNJ.comは「田中はすっかり回復して昔のようだった」と安堵。レコード紙(電子版)は「鋭い切れ味こそなかったが、田中の先発ローテーション復帰は成功だった」と報じ、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)も「ダイナミックではなかったが効果的だった」と評価していた。

 地区優勝争い、プレーオフ進出をめぐる戦いはこれからが“本番”。田中への期待は大きい。