【ニューヨーク6日(日本時間7日)発】NBCスポーツ傘下の「ロト・ワールド」がメジャーリーガーのポジション別7月ランキングを発表した。先発投手部門でレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が7位、ヤンキースの田中将大投手(28)は16位だった。ダルビッシュは4月・9位→5月・8位→6月・6位へと毎月アップしたが、7月は1ランクダウンだった。

 田中は4月・16位→5月・14位→6月・15位から1ランクダウン。最近3試合で好投しているが、6連敗が影響したようだ。

 トップ3は1位がドジャースのクレイトン・カーショー投手(29)、2位がナショナルズのマックス・シャーザー投手(32)、3位がレッドソックスのクリス・セール投手(28)だった。ちなみにドジャースの前田健太投手(29)は57位で、マリナーズの岩隈久志投手(36)は152位でランクインしている。

 そんな中、米大リーグ公式サイトは「移籍するかもしれない4エース」と題したコラムを掲載し、ダルビッシュをその一人に挙げた。他の3人はタイガースのジャスティン・バーランダー投手(34)、パイレーツのゲリット・コール投手(26)、ジャイアンツのジョニー・クエト投手(31)。

 今季終了後にFAになる権利を有するダルビッシュについて同コラムは「チームがペナントレースで後れをとった今、ワイルドカード争いでも今後2~3週間のうちに引き離されるようなら、エースの放出もあり得る」と見る。5日(同6日)時点でレンジャーズは41勝44敗でア・リーグ西地区首位のアストロズとは17ゲーム差でワイルドカード争いでも3・5ゲーム差を追う展開だ。今オフにFAで出て行かれるなら若手の有望株とトレードしたほうがレンジャーズにとってはプラス。逆にプレーオフ出場を狙うチームにとっては最高の存在だ。

 選手をウエーバーにかけずにトレードできる期限は、米東部時間の7月31日午後4時(日本時間8月1日午前5時)。メジャー各球団、米メディアはレンジャーズとダルビッシュの動向に注目している。