【ニューヨーク発】ヤンキースの田中将大投手(28)は11日(日本時間12日)、次回登板予定の14日(同15日)のアストロズ戦に備えブルペン入りして調整した。ロスチャイルド投手コーチが右打席に立ちノーワインドアップで10球。セットポジションでは左打席に立ち12球。合計で22球を投げた。

 田中は最近2試合の登板で決め球のスプリットのキレがいまひとつ。8日(同9日)のレッズ戦では抜けたスプリットを主砲のボットに右翼席へ打ち込まれた。この日のブルペンでは特にスプリットを多めに投げて修正に取り組んだわけではなさそうだが、前回ブルペンの31球より少ない球数で一球一球ていねいに投げ込んでいた。

 チームはこの日から青木宣親外野手(35)の所属するアストロズと4連戦。昨年までチームメートだったベルトラン外野手やブラマキャン捕手との対戦が注目される。また14日は試合前にヤンキースで主将を務め2014年に引退したデレク・ジーター氏(42)の背番号「2」が永久欠番となる式典が開催され、ヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏(42)もゲストとして訪れる予定。自身6連勝を狙う田中にとっても楽しみな4連戦になりそうだ。