【マサチューセッツ州ボストン発】ヤンキースなどで活躍したメジャー通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏(42)がマーリンズの買収に乗り出しているタグ・ロムニー氏のグループへの参加を断っていたことが7日(日本時間8日)までに分かった。同グループにはブレーブスなどで通算305勝を挙げ、米野球殿堂入りしているトム・グラビン氏も加わっている。

 米FOXスポーツ(電子版)によると、マイアミ在住のロドリゲス氏はロサンゼルスでロムニー氏のグループのメンバーと話し合いの場を持ったものの、結局、見送ったという。昨季限りで引退したロドリゲス氏は、ヤンキースのアシスタントGMやFOXスポーツでメジャー中継の解説者などを務めている。

 マーリンズ買収については4月25日(同26日)に一部メディアが、ヤンキースで遊撃手として活躍したデレク・ジーター氏と元米大統領の父と兄を持つジェブ・ブッシュ氏らのグループが基本合意したと報じた。しかし、同27日(同28日)に米大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーが「まだ2つのグループが候補」と否定。2日(同3日)にブッシュ氏は交渉の合意に楽観的な見方を示している。今後、どうなるのか。