【ニューヨーク発】ニューヨークの地元紙は20日(日本時間21日)、ヤンキースの田中将大投手(28)が前日のホワイトソックス戦で今季2勝目を挙げたことを受け、前回14日(同15日)の登板よりステップアップしたと好意的に報じた。

 開幕から2試合は7回2/3で10失点と散々だったが、3戦目は6回1/3を3失点で今季初勝利。前日は味方打線の援護にも助けられ、これまでで最も安定感があった。

 ニューヨーク・デーリー・ニューズは「マサヒロは進歩をとげている」と見出しを付けてカラー写真とともに報道。「タナカはついにエースの様相を取り戻しつつある。決め球のスプリッターが切れ味鋭くえげつなかった」とリポートした。

 またニューヨーク・ポストは「タナカはかなり必要とされていた改善を見せた」と合格点を付けた。ニューズ・デーも「ア・リーグ防御率1位のタイトルを取りそうだった昨年の姿ではまだない。だが急速に近づいている」とさらなる向上を期待した。