オープン戦18回1/3無失点 田中開幕前の心境は…

2017年03月27日 16時30分

【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの田中将大投手(28)は26日(日本時間27日)、オープン戦最終登板となる28日(同29日)のタイガース戦に向け意気込みを語った。ここまで5度の先発で18回1/3を無失点と、順調な仕上がりを見せている。オープン戦を“無失点フィニッシュ”して開幕戦を迎えることを誓った右腕の胸中にあるものとは――。

 

「(投球で)確かめたい部分などは特にない。その日のベストを尽くして相手を抑えにかかるだけです」。田中は淡々と最終登板への心境を語った。前日のブルペンでは、左打席にスタッフが立った状態で22球。直球→カーブ→各変化球と入るのがある種のルーティンだが、今回は直球の後にツーシーム、セットポジションの1、2球目にカーブを投げるなど、実戦を意識したものだった。

 

「キャンプインしてある程度まではすべてのことをやって(精度を)上げていく、確認していく、調整していくので、ひと通り全部投げていたが、シーズンも近くなり、ある程度できてきたから数も減らしつつ、チェックしたいボールだけ投げて、やめるという形になっている」。事もなげに語ったが、シーズン中と同様の内容でブルペンに入れているのも、好調だからこそだろう。

 

 しかし、オープン戦では失点やミスによって修正点が明らかになる。それで「今それが分かって良かった」とする選手もいる。好調であるがゆえの“不安”はないのか。田中はこう語った。

 

「このまま(無失点で)いきたいと思いますよ、もちろん。いいときもあれば悪いときもあるって言いますけど、その考え方自体がやっぱりね…考えなきゃいいと思いますね。これが普通なんだと思って、ずっといっておけばそうなると思う、メンタル的なところで。結果を受けてどう考えるかだと思うので、それまではしっかりと全部ゼロに抑えるつもりで投げてます。それは変わりないです」

 

 好調が続けば、それは実力。マイナスは一切考えない。そんな田中の超ポジティブ思考もまた、この結果を生んでいるのは間違いない。

 

 当日の投球数、イニング数などはこれから首脳陣と決めるそうだが、オープン戦を無失点で終え、3年連続の開幕投手、そして開幕戦初勝利に大きく弾みをつけてほしいところだ。