【マサチューセッツ州ボストン15日(日本時間16日)発】ヤンキースの田中将大投手(27)は敵地でのレッドソックス戦に先発した。7回、93球を投げ4安打1失点。14勝目の権利を持って降板したが、2—5と3点リードで迎えた9回裏にまさかの逆転劇をくらった。

 1点差とされ、なお二死二、三塁の場面でラミレスにサヨナラ3ランを浴びて逆転負け。プレーオフ進出を目指すヤ軍は痛い1敗を喫した。

 田中は自己最多の14勝目を逃したが、個人タイトル獲得のビッグチャンスが訪れている。試合前まで防御率はア・リーグ2位の3・04。トップのセール(ホワイトソックス)の3・03に肉薄していたが、この日の好投で2・97とトップに躍り出た。