ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(41)が7日(日本時間8日)、12日(同13日)のレイズ戦を最後に現役を引退すると発表した。本拠地ヤンキー・スタジアムで会見した。ロドリゲスは「今日はつらい日だ。私は野球を愛していたし、チームも愛していた。今日はその両方に別れを告げる。また今日は誇らしい日でもある。22年間もプレーできると思っていなかった」と目を潤ませた。今後はチームの特別アドバイザー兼インストラクターに就任し若手を指導する。

 昨年6月に3000安打を達成し、歴代4位の696本塁打をマークしているロドリゲスは1993年のドラフト会議で全体1位指名され、マリナーズに入団。レンジャーズを経て2004年からヤンキースに移った。リーグを代表する強打の内野手として首位打者に1度、本塁打王に5度、打点王に2度輝いた。14年は薬物規定違反で全試合出場停止処分を受け、復帰した昨季は151試合に出場し、打率2割5分ながら33本塁打、86打点。今季は6日(同7日)までにDHで62試合に出場し、打率2割4厘、9本塁打、29打点と不振だった。