【イチロー3000安打カウントダウン連載(12)】マーリンズのイチローは史上30人目のメジャー通算3000安打にあと2のまま3試合足踏みだ。今回、語るのはレンジャーズのプリンス・フィルダー内野手(32)。メジャー3年目の2007年に50本塁打をマークした通算319本塁打の大砲は現在、首の椎間板ヘルニアで故障者リスト入りしており、首の手術を受ける予定だ。どんな思い出があるのか。

 ――イチローをどう思いますか

 フィルダー:最高の選手。マジで「打てる」。素晴らしいバッターで、しかもハードに(強く)、ありとあらゆるエリアに打てる。3000安打を達成するなんて、かっこいい。俺もうれしく思うよ。

 ――初めてイチローに出会った日を覚えていますか

 フィルダー:ああ、確か交流戦だったかな。2009年だったか…。正確に思い出せないけど、その辺りだ。俺がホームランを打った試合で「ヘイ、プリンス、ワッツアップ! さっきのは特大な爆弾だったな!」って、ヒットで一塁に出塁してきたイチローがそう言ってくれたんで「お、おう、サンキュー」って返したんだけど、それが初めて出会った瞬間だった。なんだか意外だったんで、よく覚えている。

 ――一番好きなイチローモーメントは

 フィルダー:俺にとっては、イチローが初めて話しかけてくれた瞬間がやっぱり一番かな。

 ――イチローは50歳まで現役を続けたいそうですが

 フィルダー:50歳までプレーしたいって!? ワオ。今42歳…? まあ、彼が今やっていることを続けていけば全く不可能な話じゃないよね。未来は誰にもわからないんだ。楽しみだね。