田中の粘投を地元紙が高評価「勝利の立役者」

2016年06月08日 11時00分

田中の好投を報じたニューヨークの地元紙

【ニューヨーク7日(日本時間8日)発】前日のエンゼルス戦に先発して7回を2失点。終盤の逆転勝ちを呼び込んだヤンキースの田中将大投手(27)に対し、地元ニューヨークのメディアは勝ち星が付かなかったものの、献身的な投球を続ける右腕の貢献度を高く評価した。

 ニューヨーク・ポスト紙は「田中の気概の仕事はヤ軍ローテーションに光明をもたらす」とヘッドライン。試合前のブルペンから調子がイマイチですべての球種にキレがなかったことを伝え、「それでも田中はハートで投げた。ピッチングをするのなら、ハートがなければならない」と田中の姿勢に感銘していた。

 ニューズデー紙は他紙が決勝弾を放ったベルトラン外野手を大きくカバーする中、田中に関してもカラー写真を掲載して我慢の投球を激賞した。「田中がとりでを守る」と主見出しを付け、「バットが景気づくまで、またもダメージを最小限にとどめる」と袖見出し。「田中はいつもヤ軍に勝利のチャンスを与えている」とたたえた。

 一方、デーリー・ニューズ紙は「ヤ軍はまたも田中の好投を無駄にするところだった」と3発で逆転しながらもチームをまだ信用していないようだ。田中については「確かに球のキレは悪かったが、4回から7回までわずか3安打しか許さず、攻撃陣に逆転するチャンスをもたらした」と勝利の立役者とした。

 そんな田中の次回登板は、ジラルディ監督がこの日のエンゼルス戦を前にした会見で「先発ローテーションは現時点でそのまま回す」と話したことで、11日(日本時間12日)に本拠地で行われるタイガース戦が濃厚となった。ただ、指揮官は「先発陣の状態次第では変更する可能性もある。注視していきたい」とも語った。

 11日に正式決定すれば、田中にとってメジャー移籍後初の3試合連続中4日登板となる。中4日での調整ペースもほぼ体得。今の状態の田中であれば支障を来すことはないだろう。