田中“伝家の宝刀”消えた?米紙が不安指摘

2016年05月17日 16時00分

【ニューヨーク16日(日本時間17日)発】ヤンキースの田中将大投手(27)は前日のホワイトソックス戦に先発して5回を8安打4失点でメジャー最長の5試合連続白星なしとなった。一夜明けたこの日、ニューヨークの地元各紙はヤンキースが7―5で逆転勝ちしたからか、乱調だった右腕への批判を最小限に控え、今後への不安をクローズアップした。

 

 ニューヨーク・ポスト紙は「スプリッターがどこかへ行ってしまった」。田中の伝家の宝刀・スプリットが、効果がなかったことをメーンで取り上げた。「右腕は彼を有名にしたスプリッターをコントロールできず2試合連続で乱調だった」と解説。さらにここ2試合がともに中4日での登板だったことが原因ではないかと指摘し、次回も中4日が続くことを危惧した。

 

 デーリー・ニューズ紙は「田中に何があったのか?」「開幕から1か月、田中は再びエースのように見えたが、ここ2試合で15安打10失点」と不安を隠さない。そしてポスト紙と同様に「この不調はヤンキースが田中へ1日多く休みを与えられなかったからだろうか」と案じた。

 

 一方、ニューズデー紙は「今季最悪だった6失点のロイヤルズ戦よりはほんの少しだけ良かった」と皮肉り、ニューヨーク・タイムズ紙は「開幕から6度の先発で喫した自責点の合計と同数を最近2試合で許した」と伝えた。

 

 ヤンキースの先発投手陣の前日時点での防御率4・93はア・リーグ13位。田中も最初の6試合で2・29だった防御率が3・51と悪化。田中が乱調だった2試合は打線が10得点、7得点と爆発して勝利しているが、ア・リーグ東地区最下位から浮上するために田中の復調が欠かせない。