ヤンキース一筋でプレーしたデレク・ジーター氏(41)が4日(日本時間5日)、米CBSテレビの人気番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」に出演し、宿敵レッドソックスのファンについて「(2004年のワールドシリーズで86年ぶりに)勝って以来、丸くなったように思う」などと語ったことが話題になっている。

 現役時代、ヤンキースの顔だったジーター氏はレッドソックスファンから厳しいブーイングを浴びせられた。因縁はユニホームを脱ぐまで続き、現役最終戦は14年9月28日の敵地フェンウェイ・パークでのレッドソックス戦。3回の現役最後の打席で三塁へ適時内野安打を放ち代走を送られ、三塁側ベンチに戻る際には、ファン総立ちで球場は「デレク・ジーター」の大合唱に包まれた。

 レッドソックスと3度ポストシーズンで対戦した経験を持つジーター氏は「人と会って、『ごめんなさい。私、ボストンファンなんです』って言われることがよくある」というエピソードを明かし、「全然気にしていない。もうスタジアムで会うわけでもないしね」と話した。

 ジーター氏のレッドソックス戦通算成績は打率2割9分1厘、26本塁打、138打点。フェンウェイ・パークでは打率2割6分6厘、14本塁打、76打点だった。