【ニューヨーク発】田中の快投から一夜明けた14日(日本時間15日)、地元ニューヨークの各紙は自力優勝消滅の危機からヤンキースを救ったヒーローとして右腕を大絶賛した。ニューヨーク・ポストは「田中が再びジェイズを制圧し、東地区での望みつなぐ」と伝え、ローテーションの1番手として「ヤンキースがブルージェイズをつかまえるカギになる」と期待を寄せた。

 デーリー・ニューズは田中が今季4度目の中4日登板だったことを挙げた上で「通常の休養で7回をシャットアウト。日本人右腕はエンカーナシオンとトロウィツキーを欠いてはいたが、堂々たるトロント打線を牛耳った」と持ち上げた。

 ニューズデーはヤンキースが地区優勝を逃した場合、1試合勝負のワイルドカードゲームに回る可能性に言及。

「誰が投げるかの心配はなくなった。ヤンキースは『ザ・マン』を得た」と田中を先発に指名した。