レッドソックスの澤村拓一投手(34)は3日(日本時間4日)に敵地シカゴでのカブス戦で2―1の5回から2番手で登板し、2回を2安打無失点、2三振で勝敗は付かなかった。打者7人に27球。4試合連続無失点で防御率2・45。チームは延長11回の熱戦の末、4―2で競り勝った。
 
 2―1と逆転した直後にマウンドに上がった。先頭コントレラスを直球、続くハップはスプリットで連続空振り三振を奪い、5番ウィズダムは初球の直球で二飛に打ち取り、わずか9球で三者凡退に打ち取った。

 6回も続投。先頭ホーナーに右前打されるも、続くヒギンズをスプリットで投ゴロ併殺に仕留めた。続くリバスには右前打を浴びるが、ベラスケスをスプリットで二飛に打ち取り無失点。役割を果たして7回からは3番手にマウンドを譲った。

 これで今季29試合目の登板だったが、1点リードしている場面では初めて。大差が付いている展開で便利屋的に起用されてきたが、4試合連続無失点中は1四球と安定感は抜群。今後、セットアッパーとして勝利の方程式に組み込まれるかもしれない。