アストロズの2投手が15日(日本時間16日)に敵地アーリントンでのレンジャーズ戦でメジャー史上初の記録を達成した。アストロズの先発投手ルイス・ガルシア(25)が2回に、救援投手のフィル・メイトン(29)が7回に相手打者を3者連続で3球三振に仕留めた。同じ試合で2度達成は初だ。

 まず先発の右腕ガルシアは2回にロー、デュラン、ミラーをすべて空振り三振。2番手の右腕メイトンは7回にローを空振り、デュランを見逃し、ミラーを空振りで仕留めた。打者が同じ3人だったことも歴史に残る。

 3者連続3球三振でのイニング終了は「イマキュレート(汚れのないイニング」と呼ばれ、ノーヒットノーランに匹敵するような難しい記録だ。ヒューストン・クロニクル紙(電子版)によると1902年以降では前日まで103度しか達成されていなかった。アストロズ史上ではノーヒッター達成が13度あるのに対して、イマキュレートイニングはこの試合を含めて9度だ。

 ちなみに今季は4月17日(同18日)にヤンキースの左腕コルテスがオリオールズ戦の4回に空振り、見逃し、空振りで達成したが、ヒガシオカ捕手がうっかりボールをイニング終了後にスタンドへ投げ込んでしまうというエピソードがあった。