216勝男・シリング氏が田中を絶賛

2015年06月20日 16時00分

【ニューヨーク19日(日本時間20日)発】ヤンキースの田中将大投手(26)が、また大物OBをうならせた。米スポーツ専門局ESPNの解説者、カート・シリング氏(48)が、故障者リスト(DL)から復帰後3試合連続で好投を続けるエースのコンディション管理能力を絶賛したのだ。21日(同22日)の本拠地ヤンキー・スタジアムで行われるタイガース戦に先発する田中にとっては大きな自信となりそうだ。

 

 シリング氏が田中を絶賛したのは18日深夜(同19日午後)に放送されたESPNの人気番組「ベースボール・トゥナイト」だった。シリング氏はヤンキース先発投手陣について触れると「ここ最近安定感にかけているメンバーを救う存在になるキープレーヤーこそ田中だろう」と指摘。田中が右手首のけん炎と右前腕部の張りによって登録されていたDLから復帰後に登板した全3試合でクオリティースタート(先発して6回以上投げて自責点3以内)を記録している点を高く評価。「故障明けにもかかわらず、ここまで好投を続けられることはある意味で大きな驚きだ。彼は自らを蘇生させることができる。つまりコンディション管理能力に非常にたけているのだろう」と続けた。

 

 シリング氏はフィリーズやダイヤモンドバックス、レッドソックスなどで活躍、メジャー20年で通算216勝をマーク。シーズン最多勝に2度、ワールドシリーズMVPにも輝いている。そのレジェンド右腕にここまで評価されれば田中も光栄だろう。

 

 しかもシリング氏は今季の開幕投手を務めた田中が4回5失点でKOされると「球速が出ないと、スプリットを生かせなくなるから苦しい」などと辛口だった。その評価をDLから復帰後の3試合連続好投で180度変えさせたのだから大したものだ。

 

 田中はこの日、ヤンキー・スタジアムのグラウンドでキャッチボール、ダッシュなどで汗を流して21日のタイガース戦に備えた。