【ニューヨーク13日(日本時間14日)発】ヤンキースの田中将大投手(26)の故障後初のブルペン投球から一夜明け、地元のニューヨークメディアはほとんどが好意的に報じた。ニューズデー紙は「小さなステップだが、無意味なものではない」、デーリー・ニューズ紙は「復帰へまた一歩前進した」、ニューヨーク・ポスト紙は「予定通り1か月か(それより)少し早く復帰できるかも」と歓迎ムードだ。

 そんな中、ヤンキース戦を中継するラジオ局WFAN(電子版)は「復帰過程にある田中だが、先行きは不透明だ。今後のシーズンを通してローテーションを安定させるには、ピネダとサバシアを頼りにしなければならない」と辛口だった。理由を「靱帯が部分断裂した(田中の)右ヒジは手術へ向け時限爆弾の時を刻み続ける。だが、それがいつなのか誰にもわからない」と説明。右ヒジの状態を懸念している。