レッズは4日(日本時間5日)にニック・カステラノス外野手(29)が残り2年あった契約を破棄し、FAになったと発表した。今季打率3割9厘、34本塁打、100打点をマーク。2022年と23年に1600万ドル、24年は2000万ドルか200万ドルのバイアウトという、総額3400万ドルの契約が残っていた。

 今季、レッズの外野陣はカステラノスの他、打率3割5厘、24本塁打をマークしたジェシー・ウィンカー外野手(28)、打率2割7分、19本塁打のタイラー・ネークイン外野手(30)の3人が定位置を占めた。打率1割9分、10本塁打のアリステーディス・アキーノ外野手(27)と打率2割4厘、出塁率2割8分2厘の秋山翔吾外野手(33)が控えに回ることが多かった。

 カステラノスが抜けたことは来季が3年契約最終年の秋山のチャンスが増えるとも思えるが、そう簡単にはいかない。今季、左ヒザの故障で36試合の出場に終わった大砲候補のニック・センゼル外野手(26)、マイナーの若手有望株、さらに新戦力が加わる可能性もあり、定位置争いは激化しそうだ。