【フロリダ州タンパ1日(日本時間2日)発】ヤンキースの田中将大投手(26)は軽めの調整で終了し、2日(同3日)に行われる打者を立たせての投球練習(ライブBP)に備えた。その後は米国軍人とその家族との交流会に参加し、写真撮影やサインに応じた。

 グラウンドでの練習は約1時間ほどで切り上げた。そんななか、日米メディアがひそかに注目したのがアレックス・ロドリゲス内野手(39)との“初連係”だ。ヤ軍主力選手のなかで一緒にプレーしていない「最後の一人」が薬物規定違反により昨季全試合出場停止処分を受けたロドリゲスなのだが、今キャンプでの共演は実現していない。

 ちなみに昨年は現役を引退したデレク・ジーター氏(40)と、投手キャンプインから8日目に行われた投内連係で初めてプレー。そこで開口一番「マークン!」と呼びかけられた。メジャーのスーパースターと、日本最強右腕の“初カラミ”は壮観だっただけに、ロドリゲスとの連係にも注目が集まっているのだ。

 この日、キャンプ2度目の投内連係が行われた。日米メディアが三塁側に集結し、その時を待ったが、田中の順番にロドリゲスが守備に就かず、またしてもお預けとなった。

 練習後、ジラルディ監督は3日(同4日)のフィリーズ戦から始まるオープン戦の先発を発表した。注目は田中の実戦初登板だが、ウォーレン、イオバルディ、ロジャースと3戦目まで公表したものの「(田中ら)主力に関してはまだ決めていない」とにべもない。

 オープン戦初登板はいつになるのか。田中は2日のライブBP後、中3日で6日(同7日)に再びライブBPに登板後、実戦へ。昨年までと同じ中4日なら11日(同12日)のレッドソックス戦となるが、ロスチャイルド投手コーチは今年の序盤は先発ローテーションを6人にする可能性に言及している。そうなれば12日(同13日)のブレーブス戦が濃厚だ。

 いよいよ始まるオープン戦。ここまで田中は昨年故障した右ヒジの異変を訴えることはなく順調にキャンプを消化している。今年の初マウンドが待ち遠しい。