【フロリダ州タンパ発】ヤンキースの臨時コーチとしてキャンプに参加している松井秀喜氏(40)が“55番対決”を行った。


 今キャンプ初めてフリー打撃の打撃投手を務め、注目のアレックス・ロドリゲス内野手(39)との“対戦”はなかったが、松井氏が担当したグループの中に偶然にも背番号「55」が。その“後継者”オースティン・ロマイン捕手(26)は松井氏との相性がばっちりだったのか、豪快に2発の柵越えを放った。ちなみにこの日、松井氏は130球ほど打撃投手で投げたが、最も柵越えしたのがこの2本を打ったロマインだった。


 この日もゴジラ人気は相変わらずで、打撃投手を終え一時ベンチに引き揚げる際もスタンドからは歓声が湧き上がった。練習終了後には一塁ベンチ脇でサインに応じると、すぐに100人を超える長蛇の列ができるなど、三塁側でサインしていたガードナーを圧倒する人気だった。前日、ファンの歓声を聞いて「皆さん、覚えてくださっているだけでもうれしいですよ」と謙遜していた松井氏だったが、ファンの目に焼き付いたゴジラの雄姿は、まったく色あせていないようだ。