ヤンキース田中 リベラ臨時コーチとサプライズ合体

2015年02月26日 16時00分

【フロリダ州タンパ25日(日本時間26日)発】ヤンキースの田中将大投手(26)が、あのレジェンド右腕とサプライズ合体を果たした。午前10時過ぎだった。着替えを済ませた田中が練習の準備をしていると、背番号「42」のユニホーム姿の男がすっと近づき握手を求めた。田中も思わず表情を引き締めたその相手こそ、通算652セーブのメジャー記録を持つ絶対守護神のマリアノ・リベラ氏だった。

 田中とリベラ氏の対面は初めてではない。昨年9月に行われたデレク・ジーター氏(40)の引退セレモニーなどで顔を合わせてはいたが、メディアの前でのツーショットは恐らく初めてだろう。さらにタンパという場所に意味がある。ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで田中が使っているロッカーを2年前まで使っていたのはリベラ氏だ。ヤ軍精神を伝承する儀式にも見えた。

 予期せぬ遭遇に、日米メディアは騒然となったが、それには理由があった。今キャンプの参加者リストにリベラ氏の名前は掲載されていなかったのだ。ジラルディ監督は臨時コーチとして参加することを明かしたうえで「若手に経験を伝えてほしい。素晴らしい投手だからね」と語った。

 クローザーだったリベラ氏は先発の田中とは立場は違うが、数々の修羅場をくぐり抜けてきた“伝説の男”。田中が学ぶ点は多いはずだ。キャンプ中に一つでも多く吸収してほしい。

 ちなみにこの日の田中は、26日(同27日)の2度目のブルペン投球を前に軽めの調整。午後1時前には球場を後にした。依然として靱帯を部分断裂した右ヒジに話題が集まるが、指揮官は「前回(ブルペン)の感触もよかったみたいだからね」と気にする様子はない。

 野手組キャンプインの前日ということで、アレックス・ロドリゲス内野手(39)らがメディカルチェックなどのためメーン球場を訪れた。初日の26日には2年連続で臨時コーチを務める松井秀喜氏(40)も姿を見せる予定だ。役者が揃ったヤ軍キャンプ、いよいよ盛り上がってきた。