田中将 A・ロッドとサプライズ初対面「うわっ、おった」

2015年02月24日 16時00分

【フロリダ州タンパ23日(日本時間24日)発】ヤンキース田中将大投手(26)が禁止薬物使用で昨季全試合出場停止処分を科されたアレックス・ロドリゲス内野手(39)とピンストライプ2年目で初対面した。野手組のキャンプ開始3日前にロドリゲスが電撃キャンプ地入り。チーム内外が騒然とする中、意外な形でファーストコンタクト。それは…。

 

 ヤ軍移籍1年目の昨季はロドリゲスがチームを離れていたため、対面する機会がなかった。しかし、ついにその時がやってきた。「(練習後、クラブハウス内の)食堂に行ったら、いきなりいたので『うわっ、おった』と思いました」。田中は思わず苦笑いだ。「あいさつはしましたよ」とだけ語り、印象には触れなかった。

 

 前触れはあった。田中は午前11時20分ごろにグラウンドに姿を見せると、ストレッチ後、キャッチボールやマウンド上でのノックを受けるなど、およそ1時間ほど汗を流した。ブルペンで投げた翌日にノースローの軽めの調整は普通のことなのだが、グラウンド外の景色は少し違った。田中の一挙手一投足に目を光らせている日米メディアがごっそりいなかった。

 

 それもそのはず、一部米メディアが午前11時過ぎからロドリゲスが、メーン球場のジョージ・M・スタインブレナー・フィールドそばのマイナー施設で練習すると報じたため、報道陣はそちらを優先したのだ。

 

 ロドリゲスのお騒がせぶりは今年も健在。1月下旬にマンフレッド新コミッショナーと極秘会談して驚かせたと思えば、同時期にヤ軍首脳陣に謝罪を申し入れたものの、拒否されたことが発覚した。何度も申し入れて10日(日本時間11日)にやっと実現したが席上、節目の記録を達成してもボーナスを払わないと通告されたという。17日(同18日)には米大リーグ公式サイトなどを通じて謝罪文を発表。しかし、薬物使用の経緯に触れていないため、米メディアはこぞって大反発した。

 

 そんなロドリゲスがキャンプ地入りするのだから注目するのは当然だ。しかし、報道陣が移動した直後、メーン球場にいることが判明したため、大慌てで戻った。田中らがクラブハウスへと引き揚げると、通路はロドリゲス待ちのメディアで騒然としていた。

 

 数分後、フラッシュの洪水とともにロドリゲスが登場。これまで紙面やネット上で厳しく論評していた米メディアと対面したが、意外にも笑顔で記者と次々に握手を交わすと、さっそうと球場を後にした。まさに嵐のようだった。

 

 ロドリゲスが今季、アーチを量産してくれれば、チームの勝利は増え、田中も勝ち星を積み重ねることができる。どうなるか。