藤浪が進化!“打者殺しの目”を体得

2015年02月12日 07時30分

さらなる「進化」を果たした藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が、さらなる「進化」を果たしていたことが判明した。あのヤンキース・田中将大投手(26)ばりの“打者殺しの目”を体得した、というのだ。超強烈な目力も加えて臨む3年目シーズン。他球団偵察隊も警戒心を強めている。

 沖縄・宜野座キャンプで順調に調整を行っている藤浪。そんな藤浪の「進化」を山田勝彦バッテリーコーチ(45)が明かす。

「(今キャンプで)ブルペン(投球)を初めて見た時に“おお、変わったな”と思ったんだよ。変わったのは目。マウンドからキャッチャーのミットをにらみつけながら投げていた。“俺はここに投げるんだ!”“絶対に抑えるんだ!”という強い意志のある目をしてにらみつけていた。田中マー君も打者とキャッチャーミットをにらみつけながら投げるけど、晋太郎にもそういう雰囲気が出てきた」

 山田コーチは2006年から10年まで、楽天でバッテリーコーチを務めた。田中がその楽天に入団したのは07年で、山田コーチは、時にはそのボールも受けながら、エースにのし上がるまでの成長を間近で見てきた。だからこそ感じる田中と藤浪の“類似点”。それが「目」だった。今キャンプでは他のコーチも「今年の晋太郎はブルペンで鬼の形相だよね。まさに『目で殺す』という感じがする。マー君みたい? そう、それだ!」と言うほどだ。

“身内”だけではない。他球団007も藤浪の目の変化に気づいていた。セ・リーグ球団のスコアラーの一人が顔を青くしてこう話す。「藤浪は表情、特に目が変わったよね。目で殺す…。殺しの目…。そんな雰囲気が(ブルペンの)横から見ていても伝わってくる。ウチの若手や中堅クラスなら、そのにらみだけで萎縮して打てなくなるかもしれない。田中もそうだったけど、これは厳しいな…」。何とも物騒な言い回しだが、そう例えるほど、相手球団にとって恐怖感は増大しているようだ。

 さらに、あるコーチはこの“ニュー藤浪”について「歩き方からして変わったんだよ。去年までは少し背中を丸めて歩いていたんだけど、今は胸を張って歩いている。顔つきも目つきも変わって大人のそれになった」とも評す。

 藤浪は18歳でプロ入りし、すぐに先発ローテーション入り。1年目で10勝(6敗)、2年目で11勝(8敗)と活躍しながらも、その表情には、まだあどけなさが残っていた。昨季はピンチで我を失い、悪送球など投手で12球団ワーストの6失策を記録したが、今年はそんな“幼さ”も完全に一掃される?

 田中ばりの“打者殺しの目”について、藤浪は「もともと、そういうふうにしたいと思ってきました。特に今年から意識したことではないです。とうとうそれを体得した? 周りがそういうならそうなんですかね…。自分では分からないです」と話したが、周囲の評価はまさにうなぎ上り。大阪桐蔭時代は「浪速のダルビッシュ」と呼ばれ、このオフ、広島・前田との合同自主トレで“脱力投法”のヒントをつかみ、そして今キャンプでは田中ばりの超強烈目力も…。一気に3年目の大進化となりそうな勢いだ。