エンゼルス・大谷翔平はア・リーグMVPレース「逃げ切る」米スポーツサイト記者が見解

2021年09月14日 11時00分

MVPレースでは投手・大谷が決め手になりそうだ(ロイター=USA TODAY Sports)

 米スポーツサイト、アスレチックのケン・ローゼンタール記者は13日(日本時間14日)に同サイトで、ア・リーグのMVPレースはエンゼルスの大谷翔平投手(27)が「逃げ切る」との見解を示した。ブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)が12日(同13日)に44号を放ち、本塁打王争いでトップの大谷に並び、再び3冠王を視野に入れた。ゲレロは直近14試合で8本塁打と量産している。一部メディアは「ゲレロもMVPにふさわしい」と報じている。

 もちろん、ローゼンタール記者もゲレロは高く評価している。「ワイルドな状況だ。ゲレロはア・リーグで打率と本塁打数トップ。打点もトップと5打点差に迫っており、伝統的な3冠王の可能性がある。さらには打率と出塁率トップ、長打率2位でスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)3冠王に輝く可能性も高い」。その上で「それでも、MVPには程遠いかもしれない。ゲレロが投球する選手なら大谷よりも資格があるかもしれないが」と指摘した。

 大谷が前半戦のペースで打ちまくっていれば議論にならなかっただろう。ローゼンタール記者は「オールスター戦以降、打率2割2分4厘、11本塁打で、OPS(出塁率+長打率)はオールスター戦前の1・062から0・815に大幅ダウン。打者としてはスランプに陥っているように見える」とするも「その間、投球では115回1/3を投げ、防御率3・36、136奪三振。23盗塁も加わる」と強調した。

 マイナス材料にチーム状況を挙げた。「唯一、批判されるのは大谷が勝率が5割を下回っているエンゼルスにいることだが、投手陣が平均以下で、高額年俸のトラウトとレンドンは36試合と58試合にしか出ていないのが敗因」。しかし、最後は「もし全てが平等なら、(プレーオフに)勝ち残っているチームからMVPが出てほしいと思うが、全てが平等ではないのだ。大谷翔平が楽勝でMVPであるべきだ」と締めくくった。

 1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業にあと1勝としている大谷。歴史的活躍はシーズンMVPを超越している。

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