楽天ドラ1・安楽 投球でも人間性でも“マーの領域”

2015年02月03日 16時00分

本紙カメラマンのパソコンで自身の投球フォームをチェックする安楽

 楽天のドラフト1位右腕・安楽智大投手(18=済美)は2日、今キャンプでは初めてブルペン入りし、捕手を立たせた状態で42球を投げた。「納得できたボールは0球」と自己採点は厳しかったが、視察した西武の福島スコアラーは「マー君のような大物感がある」と高く評価。大久保監督も「これはエグイというボールがあった。打者目線で見て将大みたい」とかつてのエース・田中将大(ヤンキース)の名前を挙げて絶賛した。

 

「マー級」と評価されているのは投球だけではない。「安楽は人間性が素晴らしいですよね。周囲への感謝、尊敬の気持ちを持って野球に取り組んでいる。その点ではすでに田中に肩を並べてるかもしれないですね」(球団関係者)

 

 この日の投球練習後の囲み取材で安楽は「捕手の方に座っていただいて…」との表現を用いた。球界では「捕手を座らせる」という投手の“上から目線”ともいえる表現が使われることが多く、昨年2月には田中とダルビッシュが、ツイッター上でこうした風潮に「違和感がある」とやりとりし、話題となったこともある。球団関係者が「『座っていただいて』も本心から出てきた言葉だと思います」と言うように、人間性で既に偉大な大先輩の“域”に達している安楽。「田中さんのような選手になりたい」という大きな目標も決して不可能ではなさそうだ。