昨年フィーバーのせい?松井氏指導を辞退者が続出

2015年02月01日 11時00分

ファンからサイン攻めに遭うなど、去年の宮崎は「松井フィーバー」に
元ヤンキース、巨人の松井秀喜氏(40)が、巨人キャンプを視察することが同球団から発表された。臨時コーチを務めた昨年同様のフィーバー到来が予想されるが、これに少々困惑顔なのが合同自主トレ中の選手たち。昨年は大人気だった松井氏の直接指導を、なんと“辞退”する選手が相次いでいる。

 

 

 今年のゴジラ訪問は見送り濃厚といわれていたが、球団の粘り強い交渉が土壇場で実った。松井氏のDeNAキャンプ視察が発表されてから1日遅れとなった30日、原沢球団代表兼GMが「(松井氏は)来るでしょう。(2月)3、4日と聞いている。(今回は)臨時コーチとしてではなく、OBとして激励に来る」と松井氏訪問が正式に決定したことを認めた。

 今年の巨人キャンプはドラフト1位の岡本(智弁学園)が二軍スタートの上、大物選手の新加入もなく、目玉が乏しいことが球団としても悩みの種だっただけに、松井氏の再訪決定には拍手が湧き起こっている。

 Gナインからは早速、様々な反応が返ってきた。昨年のキャンプで密着指導を受けた大田は「張り切って自分を見せる必要はないと思う。いつも通りにやって、松井さんに『変わったな』と思ってもらえたら」と目を輝かせて語った。

 選手会長の村田も「本当にありがたいこと。またいろいろな話をしていただけるでしょうし、泰示(大田)も去年見てもらってよくなった。今年も若い選手たちにアドバイスしていただければ」と歓迎。ところが「自身も直接指導を受けたいか?」との問いには、苦笑いを浮かべ「いや…僕はもういいです」と遠慮した。

 実は村田の他にも、主力の間からはゴジラ指導をやんわり辞退する声が相次いでいる。チームスタッフによると「松井さんが打撃投手をやったりすると、ファンもメディアの皆さんもすごい人数集まるでしょう? 見られながら練習するのは若い選手にとってはいい勉強になるけど、去年経験した連中は『今年はもう勘弁』という選手が多いようですよ」という。

 野手の間ではあの“新兵器”の餌食が誰になるのかが目下の話題で、ある中堅選手は「松井さんが来る日にサンマリン(一軍のメーン球場)で160キロマシンを打つのは誰なんでしょうね。前に飛ばさないと大勢の前で赤っ恥かくじゃないですか。僕ですか? その日だけは絶対にイヤ」と本音を漏らした。

 松井氏の再訪決定の知らせに地元・宮崎は沸いている。選手もみな大歓迎だが、一方でゴジラフィーバーの恐ろしさも身に染みて知るだけに、迎える心境は少々複雑なようだ。