黒田の「ダメ打撃」見習え

2015年01月29日 11時00分

黒田博樹投手

 広島に復帰した黒田博樹投手(39)に“大役”が待っている。百戦錬磨の投球ばかりでなく、お世辞にも一流とは言えない打撃でも、若鯉たちの手本になってもらいたいとの声が首脳陣から上がっているのだ。

 

 メジャーで5年連続2桁勝利を記録した本業とは対照的に、黒田の打撃成績は惨たんたるもの。DH制のヤンキース時代はほとんど打席に立つこともなかったが、日米通算成績は709打数61安打、23打点、打率0割8分6厘、328三振。2003年には開幕から54打席無安打の珍記録を打ち立て、終わってみれば61打数1安打、36三振、打率0割1分6厘と、ひどい数字だった。

 

 しかし畝投手コーチは「打ち方はきれいではないが、ボールに食らいついて簡単にアウトにならない。入団時はうまくなかったが、練習して上達して徐々にヒットも出るようになっていた」と黒田の打撃を高く評価。若手投手にも、その諦めない姿勢を学んでほしいと訴える。

 

 広島は春季キャンプ中の課題の一つに投手の打撃力強化を掲げ「キャンプの始めからティー打撃やロングティーなどをやっていく。ピッチングにもいい影響がある。腰のキレを作ったりすることができる」(畝コーチ)と打撃への意識向上を求める構え。黒田が打席でものぞかせる気迫が、成否のカギを握ることになりそうだ。