イチロー新天地マーリンズでは「第4の外野手」

2015年01月24日 11時00分

【マサチューセッツ州ボストン23日(日本時間24日)発=カルロス山崎通信員】ヤンキースからFAになっていたイチロー外野手(41)がマーリンズと1年契約で合意に達した。年俸は200万ドル(約2億3500万円)。スポーツ専門局ESPN電子版によると、正式契約までには出来高について詰める作業が残っているという。15年目となる大リーグでは3球団目で、ナ・リーグ球団に所属するのは初めて。さらに指名打者制のないリーグでプレーするのも日米を通じて初めてとなる。


 大リーグ通算3000安打まであと156本のイチローだが、新天地での立場は「第4の外野手」。定位置の右翼には今オフ、米スポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約382億4000万円)で契約延長した25歳のスタントン、左翼がゴールドグラブ賞受賞の23歳イエリッチ、中堅は24歳のオズナで固められているマーリンズの外野陣は「メジャー最強」と称されている。だが、平均年齢24歳と若い布陣だけに、経験豊富でケガとは無縁のイチローの力が必要となってくるだろう。また、若手主体のチームに与える影響も計り知れないものとなりそうだ。


 2001年にマリナーズ入りしたイチローは、1年目に242安打を放ってア・リーグ最優秀選手(MVP)と新人王を同時受賞。04年にシーズン最多安打の大リーグ記録を塗り替える262安打を放ち、10年まで10年連続200安打を達成した。12年7月にヤンキースへ移籍し、13年8月には日米通算4000安打を達成した。控えからスタートした昨季は143試合に出場して打率2割8分4厘、1本塁打、22打点、15盗塁。2度目の世界一となった03年以降、プレーオフ進出から遠ざかっているマーリンズは昨季ナ・リーグ東地区4位で、イチローが球団初の日本人選手となる。