広島 春季キャンプで「打てる投手育成」

2015年01月22日 11時00分

力強くかしわ手を打つ緒方監督

 攻撃は最大の防御なり——。広島の緒方監督ら首脳陣、球団スタッフが21日、広島市内の広島護国神社で必勝祈願を行った。その後に行われたスタッフミーティングでは、春季キャンプの練習メニューなどを調整。そこでは「投手の打撃向上」の方針が確認された。

 昨年の秋季キャンプでは、内野ノックや走塁練習などで投手陣の意識向上を図った広島。春季キャンプでは打撃練習も本格導入する考えだ。畝投手コーチは「打撃も大事になる。キャンプの初めからティー打撃やロングティーなどをやっていく」と説明。練習の狙いは“打てる投手”育成だが「ピッチングにもいい影響がある。腰の切れをつくったりすることができる」(畝コーチ)と、本業にも好影響を及ぼすという計算もある。

 もちろん打撃練習は投手陣全員に課す方針。メジャー帰りの黒田(前ヤンキース)も例外ではない。ヤ軍時代の3年間は指名打者制だったため、ほとんど打席に立つことがなかった黒田。さらに広島時代の2003年には54打席無安打という不名誉な記録をつくったが、畝コーチは「(黒田の打撃は)悪くはない。打ち方はきれいではないが、ボールに食らいついて簡単にアウトにならない。入ってきたときはうまくなかったが、練習して上達した」と、投球以外にも期待を寄せている。レジェンドの打撃練習参加は、投手陣の攻撃意識アップにつながりそうだ。