エンゼルス・大谷翔平が不安一掃の3試合ぶり42号 不可解判定に苦しむも逆転勝ちに貢献

2021年08月31日 14時22分

豪快に42号ソロを放った大谷(ロイター=USA-TODAY)
豪快に42号ソロを放った大谷(ロイター=USA-TODAY)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は30日(日本時間31日)に本拠地アナハイムでのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場し、5回に3試合ぶりの一発となる42号ソロを放ち、4打数1安打1打点、3三振だった。打率2割6分4厘。チームは8―7で逆転勝ちした。

 超特大弾が飛び出したのは5―5の5回先頭だった。マウンドは2番手の左腕ヒーニー。2018年のメジャー移籍から今年7月31日(同1日)までチームメートで、〝親友〟だ。カウント1―1からの3球目、ほぼ真ん中の80・7マイル(約130キロ)のカーブを豪快にすくい上げた。

 角度38度で夜空に高々と打ち上げた打球速度111・8マイル(約180キロ)の光速弾を右翼手・ジャッジは見上げるだけ。そのまま右翼席に飛び込んだ。飛距離431フィート(約131メートル)の勝ち越し弾にエンゼル・スタジアムは大歓声に包まれた。〝親友〟から放った一発に大谷は笑顔を見せることはなく、ベンチを指差すなどのパフォーマンスも封印した。

 42本塁打は球団単独3位で、00年のトロイ・グロースの球団記録の47本まであと5本。また、本拠地での本塁打は今季24発目で、グロースが同じく00年にマークした球団記録に並んだ。長打数72は、05年の松井秀喜(ヤンキース)がマークした71を超え、日本人選手シーズン最多をなった。打点も90に乗せた。

 飛距離以上に大きな一発だ。独走していた本塁打王争いも一転、混戦模様。ロイヤルズのペレスが5試合連続で38号と急接近し、8月に入って止まっていたブルージェイズのゲレロがこの日のオリオールズ戦で37、38号と連発して2位と3本差に縮まった。しかし、再び4本差とリードを広げた。

 試合前には不安もあった。28日(同29日)の本拠地でのパドレス戦の初回に相手先発ウェザーズの93マイル(約150キロ)直球が直撃した右手首に痛みが残るため、31日(同9月1日)のヤンキース戦の先発登板を回避したのだ。しかし、この一振りで打撃への影響がないことを証明した。

 相手先発の右腕クルバーと対戦した0―2の初回一死無走者は見逃し三振。フルカウントからの6球目、明らかに外れていた外角スライダーを球審がストライクとコールし、大ブーイングが上がった。4回先頭はカウント2―2から外角のシンカーをファウルして6球目、外角低めのスライダーに手が出ず見送った。

 7―7の7回先頭は3番手の左腕ペラルタと対戦。カウント1―2から低めのシンカーを自信を持って見逃すも、判定はまたしてもストライクだった。

 残り30試合。50本塁打に届き、史上初の「50(本塁打以上)―25(盗塁以上)」をマークできるのか。あと2勝に迫った1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」は達成できるのか。日米の野球ファンは快挙達成を信じている。

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