【マサチューセッツ州ボストン16日(日本時間17日)発=カルロス山崎通信員】ロイヤルズからFAになっていた青木宣親外野手(33)がジャイアンツと1年契約で合意に達したことが分かった。


 サンフランシスコ・クロニクル紙や大リーグの公式サイトなどによると「基本年俸400万ドル(約4億7000万円)プラス出来高払い、2年目は球団オプションの年俸550万ドル(約6億5000万円」という契約内容。出来高は1年あたり最大で150万ドル(約1億8000万円)、2年最大1250万ドル(14億7000万円)を手にすることができるという。ジャイアンツには昨季のワールドシリーズで敗れており、青木は因縁の世界一軍団で再スタートを切る。


 今季がメジャー4年目となる青木は昨季ブルワーズからトレードでロイヤルズに加入し、132試合で打率2割8分5厘、1本塁打、43打点、17盗塁。9月は打率3割7分5厘と打ちまくり、29年ぶりのワールドシリーズ進出の立役者となった。


 過去5年で3度もワールドシリーズを制しているジャイアンツの外野陣は右翼にハンター・ペンス、中堅にはアンヘル・パガンがいるため、青木は左翼へコンバートされる見込み。沖縄県浦添市内で自主トレ中の青木は移籍先に「優勝を狙えるチーム」と希望していたが、新天地は格好の舞台となる。