オリックス・糸井嘉男外野手(33)が頂点到達を誓った。

 7日、静岡・浜松で自主トレを公開。今年の目標を漢字1文字で「一」と記した糸井は「みんなが一つになって頂点に立つ。すごく補強してたぶん1番(優勝)しか許してもらえない。自分でも何かで一番を取りたい」と力強く話した。

 6日からソフトバンク・柳田、牧原、阪神・今成、日本ハム・荒張、石川慎、ヤクルト・今浪、楽天・小山桂、ロッテ・金沢と浜松で恒例の合同自主をスタート。この日も寒風の中、ダッシュや打撃練習を笑顔でこなし「やるぞ、という気持ち。この自主トレで少しでもレベルアップして臨みたい」と決意を新たにしている。

 年末には神戸でイチロー(ヤンキースからFA)と合流し、初めてともに汗を流した。「小学生がプロを見ているみたいだった。でも気さくでよかった。メジャーであれだけの記録を作ってすごいですね」

 今回の自主トレは15日までだが、その後にイチローと再合流する予定だという。

 今季からキャプテンを務めることで「リーダーは初めてなんで不安もあるけど、自分なりにみんなを引っ張っていけるように頑張りたい。まとめます」と自覚も芽生えた糸井。

“イチローパワー”を吸収した天才バットマンが、チームを19年ぶりの頂点に導く。