楽天・則本 完投へのこだわり 

2015年01月04日 10時59分

完投への強いこだわりを持つ則本

  楽天・則本がプロ3年目の今季も、時代の波に流されることなく完投にこだわる決意を語った。

 

 昨季は14勝10敗の成績ながら9完投、7完封をマークした則本は「先発としてマウンドに上がって最後まで立っているのは格別なものがある」と白い歯を見せた。

 

 則本が理想とするのは、楽天時代のヤンキース・田中だ。2011年に14完投をマークした田中の背中を追いかけるうちに、則本は昨季パ・リーグ最多の202回3分の2を投げ、204三振を奪った。則本は完投にこだわる理由を「開幕戦でいい思いをしたので」と説明する。昨年3月28日の西武との開幕戦(西武ドーム)でプロ初完投勝利を飾った時の喜びが、完投への意欲となっているという。

 

 昨年11月15日の日米野球第3戦(東京ドーム)で先発し5回完全の好投。4投手の継投でノーヒットノーランを達成する呼び水となった。メジャーにも「ノリモト」の名前をしっかりと刻んだ。ただ、そのメジャーでは球数制限や投手の役割分担が厳格化。完投は珍しくなった。日本でも昨年の沢村賞を獲得したオリックス・金子の完投数がわずかに4と、先発完投型の存在は貴重になってきている。

 

 そんな状況でも則本は「完投にこだわりたい」とキッパリ。右腕は時代の波に逆らいながらも、大投手への道を着実に進む覚悟だ。