MLBがサイン盗み対策 捕手が電子機器から投手にサインを伝える新技術を8月3日からマイナーでテスト

2021年07月24日 09時34分

MLBマンフレッドコミッショナー(ロイター=USA TODAY Sports)
MLBマンフレッドコミッショナー(ロイター=USA TODAY Sports)

 米スポーツ専門局ESPN(電子版)は23日(日本時間24日)に米大リーグ機構(MLB)が捕手がリストバンドに装着した電子機器から投手にサインを伝えることが出来る新技術のテストを8月3日(同4日)から一部のマイナーリーグで実験的に開始すると報じた。

 同局が入手した情報による、23日に1Aクラスのカリフォルニアリーグに属する8チームに、この新システムを紹介するメモが送付されたという。投手と捕手が使用する通信デバイスは、ピッチコム社が開発したもので、ボストン郊外にある野球の名門マサチューセッツ大学ローウェル校のベースボール・リサーチセンターが行った安全テストでは、第三者によるハッキングや、傍受した通信内容を解読することは数学的に不可能であることが分かったという。

 どんな仕組みか。捕手のリストバンドに装着した12個のボタンがある送信機と、投手の帽子と捕手のヘルメットに装着する2つの受信機を使い、球種やコース、高さなどを、予めプログラムされている英語、スペイン語、または独自に録音した言語などを再生して知らせるという。

 MLBでは2019年オフに、アストロズが世界一に輝いた17年に通信機器などを利用してサイン盗みをしていたことが発覚し、GMや監督が解雇されるなど大問題に発展した。サイン盗み対策の切り札になるか。

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