米大リーグ機構(MLB)公式サイトは23日(日本時間24日)に「松井、王、長嶋が五輪の聖火を運ぶ」という見出しで、東京五輪の開会式で、長嶋茂雄氏(85=巨人軍終身名誉監督)、王貞治氏(81=ソフトバンク球団会長)、松井秀喜氏(47=ヤンキースGM特別アドバイザー)が国立競技場での聖火リレーの走者を務めと速報した。
 
 記事では3氏について日本の野球界の象徴的存在で、日本の野球殿堂に入りしていると紹介したが、国民栄誉賞を受賞していることは触れていない。

 野球が2008年以来、五輪に復帰し、「日本、米国、ドミニカ共和国、メキシコ、韓国、イスラエルの6か国が参加。7月28日の水曜日に始まり、日本は福島あづま球場でドミニカ共和国と対戦し、決勝は8月7日土曜日になる」と伝えた。

 松井氏については「読売ジャイアンツで日本でのスーパースターとしてのキャリアを積んだ後、MLBで10年プレーし、『ゴジラ』はヤンキースファンのお気に入りになった。左打ちの強打者は2009年にニューヨークでワールドシリーズチャンピオンを獲得し、ワールドシリーズMVPに選ばれた。彼は2度オールスター戦に選ばれ、MLBのキャリアで175本塁打放った」と記述。

 王氏は「読売での名高いキャリアで868本塁打を放った日本の本塁打王。現在、81歳の王は1959年から80年まで日本のプロ野球で22年間プレーした」とし、長嶋氏については「長嶋は1958年から74年までジャイアンツで17シーズンプレーした。三塁手として生涯打率3割5厘で444本塁打を放った」と紹介した。

 米国でも開会式の注目度は高く、3人が聖火をつないだ姿はインパクトを与えたようだ。