エンゼルスの大谷翔平投手(27)は20日(日本時間21日)の敵地オークランドでのアスレチックス戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数無安打3三振1四球と不発に終わり、チームも0―6で敗れたが、敵地ファンもタメ息だ。

6月以降、大谷は登板翌日にDHで5度先発出場して、22打数9安打、8本塁打、10打点と大当たりしていた。しかし、ボールが前に飛ばなかった。相手先発は右腕カプリーリアン。5月21日(同22日)は3打数無安打と完全に封じられた。初回一死無走者はストレートの四球。3回無死一塁はツーシーム、チェンジアップ、直球で緩急をつけられ、内角外角、高低で揺さぶられてフルカウントの7球目、内角高めの93.9マイルの直球に空振り三振に倒れた。

 0―1の5回一死無走者でもフルカウントからの7球目、外角高めの直球にバットは回った。

 4点差となった7回二死二塁は2番手の右腕ロモと対戦。2球目と4球目の外角スライダーは映像を見る限りでは外れていたが、球審は「ストライク」のコール。カウント2―2からの5球目、内角低めのスライダーを強振するも3打席連続の空振り三振に倒れた。

 豪快なアーチで沈滞ムードのチームに“喝”を入れたいところだったが、果たせなかった。22日(同23日)からの敵地ミネソタでのツインズ4連戦で仕切り直しだ。