「2014 SUZUKI日米野球」第4戦(16日、東京ドーム)で3試合合計4得点に抑えられていたMLBオールスター軍団がようやく奮起。今季ナ・リーグ首位打者の3番・モーノーの2安打4打点を含む10安打で6―1と日本代表に初勝利しメジャーのプライドを見せた。


 勝因はやはり打線。前日は侍4投手の前にノーヒットノーランリレーを喫したが、ファレル監督は「アルトューべ(アストロズ)、プイグ(ドジャース)、モーノー(ロッキーズ)の上位打線が非常に活発に打ってくれた。カノ(マリナーズ)が故障して戦列を離れたこともあるが、プイグがここまで厳しい攻めをされていたのでモーノーの前に置いて勝負せざるを得ない状況を作りたかった」とズバリ的中した打線の組み替えに鼻高々の様子だった。


 藤浪から適時二塁打、3ランで4打点を挙げたモーノーは「昨日は全くヒットが出なかったので早い回からタイムリーが出てよかった。ふがいない試合が続いていたのでようやく我々のプライドを見せられた」と安堵の表情。勝利投手となった先発・カプアーノ(ヤンキース)も「我々にもプライドがあるので何とか気持ちを立て直して試合に臨んだ。侍ジャパン打線のバランスを崩して頭脳的な投球ができたと思う」と初勝利を喜んだ。