レッズの秋山翔吾外野手(33)は13日(日本時間14日)に本拠地シンシナティでのロッキーズ戦に代打で出場して中堅を守り、1打数1安打、1得点だった。打率2割4分。チームは6―2で勝って3連勝。貯金1とした。

 もう少しでメジャー初アーチだった。2―3の7回無死一塁で秋山は代打で打席に立った。カウント1―1からの3球目、内角の90・8マイル(約146キロ)の直球をコンパクトに振り抜くとライナー性の打球は右翼へ。マウンドの相手先発の右腕センゼテーラはマウンドでガックリ。しかし、打球は失速し、フェンスの最下部に当たった。あと、飛距離1メートルだった。それでも一振りで結果を出した秋山は二塁ベース上で笑顔だ。2番ウインカーの中堅適時二塁打で駄目押しとなる5点目のホームを踏んだ。

 試合後のオンライン会見でレッズのベル監督は秋山について「シーズンに入ってから、レギュラーとしてプレーしていなくても、とてもハードに練習を行っているし、与えられた役割の中で、自分に出来ることを全てやっている」と高く評価。打撃の状態については「ボールを強く打ったり、しっかり運んだり、凄く良くなっている」と語った。

 右翼手カステラノスがメジャートップの打率3割6分1厘、左翼手ウインカーが同2位タイの打率3割4分4厘、中堅手ネークインが11本塁打、41打点と3人そろって好調のため、定位置奪取への道は遠いが少ないチャンスで結果を出し続けるしかない。