エンゼルスの大谷翔平投手(26)は13日(日本時間14日)に敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に代打で出場し、空振り三振に倒れた。打率2割6分9厘。守備には就かなかった。チームは10―3で大勝して、6連勝を飾り、貯金1とした。

 敵地チェース・フィールドでひときわ大きな歓声が上がったのはエンゼルスの8回の攻撃だった。8回先頭で投手に代わって打席に立った。マウンドは4番手の右腕ギンケル。高めの直球を見せ球に低めのスライダーで勝負という配球で攻められ、フルカウントからの6球目、真ん中のスライダーにバットは空を切った。大谷は〝やられた〟という表情だった。

 DH制のないナ・リーグ本拠地での交流戦のため、初戦は「2番・投手」で出場して4打数2安打1打点も2、3戦目は代打での出場となった。マドン監督が今季は外野手でのスタメン起用はしない方針なので仕方がない。

 本塁打王争いでメジャートップを走るブルージェイズのゲレロはこの日21号2ランを放っており、差は4本に広がった。14日(同15日)の敵地アスレチックス戦での特大アーチに期待だ。