大谷翔平が3勝目逃すも「SHO TIME」今季17度目マルチ 久々161キロも2連続ボークで失点

2021年06月12日 14時58分

今季3勝目こそ逃すもマルチ安打をマークした大谷(ロイター=USA TODAY)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は11日(日本時間12日)に敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「2番・投手」で今季6度目の投打同時出場し、5回を5安打2失点、8三振3四死球、2ボーク1暴投だった。

 3勝目の権利を持って降板したが、救援陣が追いつかれ、勝敗はつかなかった。降板後は右翼に回る「三刀流」で、打っては3回に右中間適時二塁打、7回にも右中間二塁打を放ち、今季17度目のマルチ安打。4打数2安打1打点だった。

 チームは延長10回の熱戦の末、6―5で勝って4連勝とし、借金1となった。

 大谷の絶叫が響いたのは1―0の3回二死一塁だった。マウンドは相手先発のケリー。1ストライクからの2球目、内角のフォーシームを強振した打球が右ヒザの内側を直撃したのだ。

 メディカルチェックを受け、打席に復帰したものの、表情はゆがんだままだ。しかし、カウント2―2からの6球目、内角のツーシームを捉えると、打球速度115マイル(約185キロ)の弾丸ライナーは右中間を真っ二つの適時二塁打。右ヒザを気にするそぶりを見せたが、続くレンドンの左前打で3点目のホームを踏んだ。

 7回無死一塁では4番手の右腕クラークの初球、カーブを捉え、打球速度108マイル(約174キロ)のライナーで右中間を破り、この日2本目の二塁打とした。初回一死無走者は一ゴロ。5回一死一塁は中堅返しのライナーが先発ケリーの右肩付近を直撃するも投ゴロだった。

 自打球の影響が心配された3回のマウンドでは四球と内野安打で二死一、二塁のピンチで3番カブレラへの初球は100マイル(約161キロ)をマーク。今季初登板の4月4日(同5日)以来だ。最後は99マイル(約159キロ)の直球で空振り三振に仕留めた。

 4回にはバント安打と二塁打で一死二、三塁とされるも、7番ケリーをカウント2―2から98マイル(約158キロ)の直球で空振り三振。続くアーメッドは99マイルの直球でカウント1―2と追い込むと、4球目のスライダーでバットに空を切らせ、マウンドで雄たけびを上げた。

 続く5回は2四死球で二死一、二塁のピンチ。続く4番エスコバルの打席で二塁へのけん制の動きがボークの判定。両手を上げて「WHY?」のポーズを見せたが覆らず。カウント1―2からの5球目、空振りを取ったと思われたが、再びボークの判定で1失点。最後はスプリットで空振り三振とするも暴投で2点目を失った。

 さらに安打で二死一、二塁とされるも最後はエスコバルをスプリットで空振り三振。3勝目の権利を持って降板したが、後続が追いつかれた。

 DH制のないナ・リーグ球団との交流戦で初先発登板。球団によるとナ・リーグ球場で先発投手が4番以上に入るのは史上初という。投打の「SHO TIME」で新たな歴史をつくった。

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