レッドソックスの澤村拓一投手(33)は11日(日本時間12日)に本拠地でのブルージェイズ戦に1―3の5回一死一塁で2番手で登板し、2/3回を1安打1失点だった。ゲレロに特大アーチを浴びた。チームは6―5でサヨナラ勝ちした。

 フェンウェイ・パークのファンからの声援を背に澤村はマウンドに上がった。股関節を痛めていた影響で4日ぶりの登板だ。先頭ビシェットは初球のフォーシームで中直に仕留めた。続くゲレロは初球スプリットで空振り、2球目は直球で空振りと簡単に追い込んだ。しかし、3球目の96・1マイル(約154・7キロ)の直球を捉えられ、グリーン・モンスターの上に運ばれた。メジャー単独トップに立つ19号2ランは打球速度111マイル(約179キロ)、飛距離443フィート(約135メートル)の超特大弾だった。

 澤村の被弾は5月7日(同8日)以来で、連続無失点は3で止まった。2球で追い込んでいただけに悔しい1球だった。