エンゼルスの大谷翔平投手(26)は8日(日本時間9日)に本拠地アナハイムでのロイヤルズ戦に「2番・DH」で出場し、初回に先制の17号2ラン、3回は右中間に二塁打を放ち、今季16度目のマルチ安打をマークした。

 初回無死一塁で相手先発は左腕バビクだ。ここ2試合連続で3四球と勝負を避けられてきたが、初球は内角低めの直球。球審の手が上がった。カウント2―2からの6球目、ど真ん中のチェンジアップをフルスイング。ボールを捉えると大谷は柵越えを確信。どや顔で歩き出すと打球を見上げるだけだった。

 112マイル(約180キロ)で打ち出した白球はバックスクリーン右に飛び込む超特大の17号2ラン。飛距離470フィート(約143メートル)はもちろん自己最長だ。これでメジャートップのブルージェイズのゲレロ、ブレーブスのアクーニャと1本差とした。

 3回先頭はカウント1―1から真ん中外寄りのカーブを捉え、打球速度113マイル(約182キロ)の弾丸ライナーで右中間を切り裂き、二塁打とした。マルチ安打は5日(同6日)のマリナーズ戦以来、3試合ぶりで今季16度目だ。