“大谷パズル”がマドン監督を悩ませる 二刀流の休養と先発陣の登板間隔の複雑な関係

2021年06月03日 11時20分

ブルペンで投球練習する大谷(ロイター=USA TODAY)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)は二刀流をやり遂げることはできるのか。多くのファンがそう思っているだろう。今季は7試合に登板して1勝1敗、防御率2・72とまずまずだ。

 そんな中、地元紙オレンジ・カウンティー・レジスター(電子版)は2日(日本時間3日)に「エンゼルスは大谷を休ませるためのパズルを頑張っている、それから…」との見出しで、エンゼルス先発陣を考察した。

 パズルというのはいうまでもなく大谷の登板間隔。二刀流で登板日以外はDHとしてほぼフル出場(欠場2試合)しているため、疲労度を考慮する必要があり、登板間隔は今季初登板から中15日→中5日→中8日→中5日→中7日→中8日と一定ではない。当然、他の先発投手に影響する。

 同電子版は「大谷の先発登板予定が、疲労度合いを確認するため登板翌日か翌々日まで判断できないため、エンゼルスにとっては避けられないこと」と理解を示すも、こう指摘した。「エンゼルスの先発陣が伝統的な中4日の休みで登板した例は6試合、スタンダードになりつつある中5日は17試合、中6日以上が20試合」。1日(同2日)時点でエンゼルス投手陣は25勝30敗、防御率4・98、先発陣に限ればメジャーワーストの10勝(19敗)、防御率5・05は同27位だ。

 エンゼルスのワイズ投手コーチは「大谷に限らず、60試合だったシーズンから162試合のフルシーズンに出た経験のある投手はどこにもいないから、選手全員をしっかりモニターする必要がある」と反論。大谷については「登板間隔、ブルペン間隔、打撃間隔と内容が多いだけで、確かにユニークな特性はあるが調整はどの選手も変わらない。コミュニケーションをとって、チームが勝てるベストなプランを立てるだけ」とした。

 左腕ヒーニーも登板間隔の影響について「(今季は)これまでとは確かに違う。何人かマメができたり、休みが多い時などもあるけど、いつだってシャッフルはあるし、多くのメンバーが積極的にスケジュールを動いているよ、チームが勝つために」と否定した。

 今や全米で大注目の大谷を故障から守らなければならず、他の先発陣もベストの投球をさせる…。名将マドン監督にとっても難しい1年だ。

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